第24回早稲田文学新人賞の選考途中経過・予選通過作品の発表

昨年9月末に締め切りました「第24回早稲田文学新人賞」は、選考委員・蓮實重彦氏との選考方法についての協議と並行しつつ、応募作すべてを数度にわたってフィルタリングし、15本が蓮實氏の手元に渡っています。
現在、氏がそれらすべての作品について読み進めるとともに、残った作品を再度編集室で精査し、有為の作品を蓮實氏の手に渡し漏らすことがないよう、進めています。
15本(ないし追加の数本)をすべて最終候補とするか、一部のみをとくに最終候補と名指すかについては、審査を進める過程でさらに協議を進めますので、最終候補者への連絡は、受賞作の確定直前と変更になりました。


本日は、現時点で審査に残っている15本を二次予選通過作品とし、そこに惜しくも漏れた一次予選通過作品とあわせ、下記に発表します(なお、上記進行の結果、二次予選通過作品に現在含まれていない作品が若干数、最終候補に復活する可能性もあります)。


受賞作の確定は、3月末から4月はじめを予定しています。最終候補者にはその前に、また受賞者には確定後にあらためてご連絡いたします。
なお、早稲田文学編集室では、新人賞発表予定の「早稲田文学5」刊行に優先して、「東日本震災チャリティ作品記録別冊」を2011年度下期に刊行することとなりました。
そのため受賞作の発表は、受賞作品および選評掲載予定の「早稲田文学5」の刊行を待たず、受賞作の確定後、準備が整い次第、本サイトで先行して行います。


【予選通過作品・五十音順 *は二次予選通過作品です】
【ア】
蒼砥史於理「クラッチゲイト」
*安藤魚晴「小さな冒険」
*いおりゆうり「アンダーカレント・ハイライト/UNDERCURRENT・HIGHLIGHT」
いおりゆうり「欲望のあいまいな対処」
今里剛「どびんぐぅ」
*氏家眞人「砂地」
ウズメ・ミオラ「可能の一夜」
*馬越望「ブリザード96」
*老沼史「産卵」
【カ】
笠木真衣「静まり返る」
神谷まゆ「シネマキネマ」
*神崎麻耶「レオナルドな夜」
*工藤たけし「ひとりよがりの蟹踊り」
黒田夏子abさんご
後藤ゆたか「パープルヘイズ」
*近藤優一「人の事情」
【サ】
下地祐輝「-Wreckage-」
【タ】
田丸どれみ「さいごの欠伸」
都筑覚「亡命」
常田薫「固まっている男」
*トーマ・ツグアキ「フィチロポクトリ」
*トーマ・ツグアキ「ネグロタイム・ナンバーワン」
【ナ】
中篠一吾「三年一組、みんなの思い出」
仲本智美「ヘリテイジ」
長嶺昌史「まるすけ?」
【ハ】
【マ】
三野新「ラブ/ヴィジョンズ」
*三宅誰男「絶景」
*森下貴士「あたらしい銀行員」
【ヤ】
*八坂慶太「バカ尾根」
*山桜隼二「空飛ぶおっさん」
【ラ】
【ワ】