「books A to Z」にグランタ・ジャパン登場!
FMヨコハマ(84.7)の本紹介番組「books A to Z」(アナウンサー:北村浩子さん)で「GRANTA JAPAN with 早稲田文学03」を取り上げていただきます。
放送は、4月1日(金)の朝7時52分ごろから。「リアルタイムでは聴けなかった」という人にもブログとpodcastで音声を聴いていただけるそうです。
この番組は、北村浩子さんが新刊本を中心に、単行本、文庫本から写真集までジャンルにこだわらず、話題作を幅広くピックアップする、というもの。
28日の放送では、キルメン・ウリベ『ムシェ 小さな英雄の物語』(金子奈美訳、白水社)が登場するなど、翻訳小説もたくさん取り上げているので、このブログを読んでくださるかたにもぴったりです。ぜひ過去の番組も聴いてみてください!
ブログ「books A to Z」
グランタ・ジャパン公募プロジェクト結果発表!
今日は、『グランタ・ジャパン』第3号の公募プロジェクトのお話です。
この公募プロジェクトは、グランタ・ジャパン第3号の特集「日本の若手作家ベスト11」と連動する、もう一つの「ベスト」企画として昨年夏からスタート。応募資格はプロ/アマ問わず、国籍不問、2016年3月時点で40歳以下であること。対象は日本語で書かれた、8000字以内の短篇小説。ここで最優秀に選ばれた作品は、今号に掲載されるとともに、英語に翻訳され世界に羽ばたくチャンスを得ます。
(詳しい経過や応募作一覧はこちらでご覧いただけます。)
応募期間である2015年9月1日から10月31日までに、362篇の作品が届きました。
このプロジェクトに期待をかけて力作をご応募くださった全てのみなさま、本当にありがとうございました!
1次選考は、2ヶ月の応募期間を10週にわけて、1週ごとの選考担当者を決めました。担当者は受け持ちの週に届いた作品を審査し、翌週に早稲田文学ウェブサイト上で結果を発表していきます。
1次選考では、小説として一定の完成度を有すること、あるいは注視すべき可能性をもちつつ致命的な瑕疵のないこと、いずれかの基準を満たしている作品を選出しました。54篇が1次選考を通過しました。2次選考では、1篇を複数人が読み、文体・ストーリーなどの練り込みや構想力・独創性を基準に選考しています。その結果、次の11篇が2次選考を通過しました。
「沖野」
「後藤田さんち」
「霊園岬」
「海底万華鏡」
「アン・グレイの肖像」
「生き延びる子ども」
「1分半の人生」
「看星座」
「最初の日」
「ライファーズ」
「彼女をバスタブにいれて燃やす」
2015年12月、最終選考を、堀江敏幸氏ら『GRANTA JAPAN』プロジェクト・チームが行いました。作品の完成度や新規性、そして翻訳されても伝わる要素について話し合った結果、以下のように最優秀作を決定しました。
「彼女をバスタブにいれて燃やす」大前粟生
大前粟生(おおまえ・あお) 1992年生まれ。京都市在住。
『GRANTA JAPAN with 早稲田文学』第3号に、プロジェクト・チームの選評と最優秀作を掲載しています。
新たな才能の誕生を目撃してください!
文学の祝祭に飛び込もう! グランタ・ジャパンをより楽しむための「文芸フェス」案内
好評発売中の『GRANTA JAPAN with 早稲田文学』第3号、今号の特集は「日本の若手作家ベスト11」です。ジャンルを越えて人気作家が夢の競演。お見逃しなく!
「日本の若手作家ベスト11」執筆:
川上未映子 米澤穂信 村田沙耶香 西加奈子 小山田浩子 松田青子 津村記久子 朝井リョウ 上田岳弘 温又柔 滝口悠生
さらに今号では、イギリス『GRANTA』本誌および『GRANTA』北欧3国版に掲載された作品を本邦初訳でお届けいたします。
ノーベル文学賞を受賞したトルコのオルハン・パムク、この3月に来日する中国系アメリカ作家のイーユン・リー、『ミレニアム』シリーズに続く北欧ミステリの俊英ヨハン・テオリンなど、実力派作家による10作品です。
『GRANTA』発の名短篇10 執筆:
オルハン・パムク イーユン・リー ゼイディー・スミス リュドミラ・ウリツカヤ チャイナ・ミエヴィル ミロスラヴ・ペンコヴ ラッタウット・ラープチャルーンサップ ヨハン・テオリン タイナ・ラトヴァラ イングヴィル・H・リースホイ
今日は、そんな『GRANTA JAPAN』をより楽しむためのご案内です。
文学の祝祭 東京国際文芸フェスティバル2016
明日の3月2日から「東京国際文芸フェスティバル2016」がはじまります。
これは、「国内外の作家、翻訳家、編集者、読者たちが東京に集まり、さまざまなイベントを通して交流し、本の魅力に浸る、この国最大の文芸の祭典です」。
人は本を読むと人に薦めたくなり、語り合いたくなり、行動したくなります。本は本の中だけで完結するものではありません。
だからこそ、本が好きな人たちが集う本のお祭があってもいいと思うのです。
じつは、世界では30カ国80都市以上で国際文芸フェスティバルが開かれていますが、なぜか日本では長い間開催されてきませんでした。
それがようやく、2013年、日本財団の主催によって「東京国際文芸フェスティバル」がスタートしました。
そして2016年。1年間の充電期間を経て、更にパワーアップした文芸フェスが帰ってきました。
フェスのコア期間(3月2日〜6日の5日間)を中心に、60以上もの文芸イベントが各所で開催されます。
文芸フェス事務局の主催・共催イベントに加え、書店、出版社、大使館、企業、個人の方々によるオリジナルイベントが数多く企画され、
充実したラインナップとなりました。海外作家や国内作家のトークセッション、ポエトリーリーディング、朗読劇、ダンスパフォーマンス、
映画上映などなど、紙の本に収まらない彩り豊かなイベントが展開されます。ぜひ、興味あるイベントを見つけてお出かけください。
文芸フェスの主役は、イベントに参加いただくみなさんなのです。
東京国際文芸フェスティバル公式サイトより
全体のオープニングに先がけて、すでに始まっている催しもありますので下記のプログラムをご覧のうえ、ぜひご参加ください。
http://tokyolitfest.com/program.php
グランタ・ジャパン関連イベント
文芸フェスには、『GRANTA JAPAN』(と早稲田文学)の寄稿者も多数参加しています。ぜひ本書をもって、各イベントにご参加ください。
◆3月2日
オープニングでは、今号で「夢から夢へ」という思弁的かつ抒情的な短篇を掲載しているイーユン・リーさん。スマホ依存からの脱却を描いた「待つ」の西加奈子さん、ミロスラヴ・ペンコヴ「血の金」を訳した藤井光さんが登壇です。
http://tokyolitfest.com/program_detail.php?id=88
◆3月3日
「小説のVoiceはどこまで届くか?」は、イーユン・リーさんと川上未映子さん、小澤英実さんのトークです。川上さんはグランタ・ジャパン3号で「マリーの愛の証明」という、傷ついた女性たちの集う寮の物語を書いています。
http://tokyolitfest.com/program_detail.php?id=94
同じく3日の「海外文学女子会」は、松田青子さんと、山崎まどかさん、 西山敦子さんのトーク。松田さんには「女が死ぬ」を書いていただきました。女性に強制されるステレオタイプの物語を鋭く突く作品です。
http://tokyolitfest.com/program_detail.php?id=103
同日には、温又柔さんとシャマン・ラポガンさん、管啓次郎さんのトークも。温さんは「被写体の幸福」をご寄稿。台湾から留学してきた女性の日本への憧れと、彼女に向けられた日本の男性写真家のまなざしの交錯が描かれます。
https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-South-Store/20160210184307.html
◆3月4日
「クナウスゴール語る――『わが闘争 父の死』、ノルウェー文学、そして世界」では、ノルウェーの作家カール・オーヴェ・クナウスゴールさんと金原瑞人さんの対談。
『わが闘争 父の死』を訳した岡本健志さんはグランタ・ジャパン第3号で、やはりノルウェーの作家イングヴィル・H・リースホイの「みんなを助けてあげることはできない」を翻訳しています。
http://tokyolitfest.com/program_detail.php?id=135
同じ日の「ポストモダンの接続先。純文学の可能性」は、上田岳弘さんと滝口悠生さんの対談です。上田さん「重力のない世界」と滝口さん「犬の尻のあたり」をご寄稿いただきました。注目の新鋭二人のエッセンスのつまった短篇です。
http://tokyolitfest.com/program_detail.php?id=120
◆3月5日
ジョン・フリーマンさん、村田沙耶香さん、都甲幸治さん、市川真人さん、辛島デイヴィッドさんのトーク。村田さんは今号の「素敵な素材」に加え、第1号で「清潔な結婚」をご寄稿いただきました。イギリス『グランタ』のもと編集長のフリーマンさん、『グランタ・ジャパン』プロジェクトチームの市川さんと辛島さんも登場です。
http://tokyolitfest.com/program_detail.php?id=129
同じ日には「文学から見えてくる、中国と日本のいま」は、中島京子さんと盛可以さんの対談です。中島さんには、グランタ・ジャパン1号の「おぼえていること、忘れてしまったこと」にて、戦後から現代までの記憶の物語を書いていただいています。http://tokyolitfest.com/program_detail.php?
グランタ・ジャパン3号と東京国際文芸フェスティバルは、見どころ満載です。
ここで取り上げていないものも含めて、ここでしか味わえない喜びがつまっています。文学の祝祭に飛びこみましょう!
世界最大の文芸誌グランタの日本版が選ぶ「若手作家ベスト11」
「GRANTA JAPAN with 早稲田文学」(グランタ・ジャパン)03を2016年2月26日に早川書房より発売します。
日本の若手作家ベスト11
13言語で刊行される世界最大の文芸誌グランタ名物企画Best of Young Novelistsの日本版がついに登場。
川上未映子 村田沙耶香 米澤穂信 西加奈子 小山田浩子 津村記久子 松田青子 上田岳弘 朝井リョウ 温又柔 滝口悠生
この11名が新作の短篇小説を発表します。
グランタとは?
「GRANTA グランタ」は1889年にイギリスで創刊された文芸誌。カズオ・イシグロ、レイモンド・カーヴァー、ミラン・クンデラ、アリス・マンロー、村上春樹といった、時代ごとに新しい作家たちの優れた短篇を掲載しつづけています。
英語で広く読まれ、さらにスペイン、イタリア、ブラジル、ポルトガル、中国、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、トルコ、ブルガリア、イスラエル、そして日本というように、世界をまたがり展開しています。
コンテンツ
Best of Young Japanese Novelists
川上未映子「マリーの愛の証明」
村田沙耶香「素敵な素材」
米澤穂信「竹の子姫」
西加奈子「待つ」
小山田浩子「どじょう」
津村記久子「王国」
松田青子「女が死ぬ」
上田岳弘「重力のない世界」
朝井リョウ「引金」
温又柔「被写体の幸福」
滝口悠生「犬の尻のあたり」
公募プロジェクト結果発表
大前粟生「彼女をバスタブにいれて燃やす」
New Writing from GRANTA
オルハン・パムク【訳・宮下遼】「窓から眺める」
イーユン・リー【訳・篠森ゆりこ】「夢から夢へ」
リュドミラ・ウリツカヤ【訳・奈倉有里】「胸。おなか。(2010-2012)」
ゼイディー・スミス【訳・堀江里美】「それでいい」
ミロスラヴ・ペンコヴ【訳・藤井光】「血の金」
チャイナ・ミエヴィル【訳・日暮雅通】「ノスリの卵」
ラッタウット・ラープチャルーンサップ【訳・古屋美登里】「駐車係」
ヨハン・テオリン【訳・ヘレンハルメ美穂】「還り路」
タイナ・ラトヴァラ【訳・久保尚美】「カメの母」
イングヴィル・H・リースホイ【訳・岡本健志】「みんなを助けてあげることはできない」
これから読みどころをご紹介していきます! ぜひご注目ください。
早稲田文学2016年春号、発売!
早稲田文学2016年春号、2月10日発売です!(発行:早稲田文学会、発売:筑摩書房)
今号は二大特集。まずは堀江敏幸編集委員がおくる責任編集企画「足の組み替え」。もう一つは、編集室企画「安全保障法制とテロ」です。
表紙とグラビアは篠山紀信氏の撮影です。それぞれの特集から山下澄人、小林エリカ、大塚英志、大澤真幸の各氏が登場!
視点をずらし、目の前の言葉に向き合ってみよう 堀江敏幸責任編集「足の組み替え」
堀江敏幸が選んだ9人が挑む、いつものスタイルからの「組み替え」。
創作◉
山下澄人「浮遊」
山浦玄嗣「竃返す」
加藤典洋「水に沈んだ峡谷への探索行の報告(抄)」
小林エリカ「シー」
寄稿◉
小出裕章「その朝」
陣野俊史「スイッチ・ピッチャーのグラブのごとき詩」
冨原眞弓「ル・モンド」に埋もれて、暗がりでユゴーを暗唱する」
石内都「フルフルメッシュ」
岡井隆「目的とそこまでの経路」
堀江敏幸「それは歯だよ、と言うために。」
普遍的な平和を考えるために 特集「安全保障法制とテロ」
もう一つの特集では、昨年から議論のつづく集団的自衛権とISらイスラム過激派によるテロ、つまり国内外の出来事を関連させながら、平和について考えます。
インタヴュー◉
大澤真幸「平和のための最も厳しい思想」
大塚英志「「憲法」を生き直す最後の機会」
対談◉
J・M・G・ル・クレジオ+中地義和「冬の陽ざしのなかで」
寄稿◉
岡真理「「テロルの平等」ではなく」
木村友祐「「片付けてもいい命」についての拘泥」
斎藤環「狂気としての九条」
岸政彦「われらの新たな三色旗」
中島京子「備えが間抜けだと憂いは増す」
三輪太郎「それでも、あなたは私をウヨクと呼ぶ?」
四方田犬彦「皆殺しの天使の後に」
西田亮介「二〇二〇年に向けて、ポストモダンのテロを想像せよ」
勝谷誠彦「アンポ反対のみなさん。「軍」についてどれほど御存じですか」
野崎歓「ブリュッセルを爆撃するべきか? ――ジャン=フィリップ・トゥーサンのメッセージ」
くぼたのぞみ「異郷の物語を読むことは」
創作◉
墨谷渉「万福ラーメンの攻防」
松波太郎「ノリの話じゃないでしょうか」
『日本文学全集』第1期完結記念スペシャル・トーク
池澤夏樹=個人編集『日本文学全集 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美』の訳者がその魅力を語る。
池澤夏樹+島田雅彦+円城塔+いとうせいこう+島本理生「江戸文学の愉しみ」
特別掲載
小島信夫、大岡昇平、大江健三郎、村上春樹らが書いた「文学と建築」を読み解いていく連載「小説空間のモダニティ」がこの春、ついに単行本化!
石川義正「イメージは無料ではない――『錯乱の日本文学』第0章」
翻訳連載
ウラジーミル・ソローキン「テルリア」第5回 松下隆志=訳
閻連科「炸裂志」第7回 泉京鹿=訳
ブラジル文学短篇シリーズ第2回
リジア・ファグンジス・テーリス「サクソフォン吹きの青年」 江口佳子訳・解説
第21回文学フリマ東京に出品します
来週月曜日23日に行われる第21回文学フリマ。この催しはプロ/アマ問わず、作り手と読者が本を媒介に同じ場で交流することができる「文学作品の展示即売会」です。
もちろん今回も早稲田文学編集室は出品します!
出品するのは、まず今月7日発売の「早稲田文学 2015年冬号」。編集委員である藤井光さんが担当の特集「ぼくたちはなぜ動かずにいられないのか?」。新しい世界文学をめぐる一冊です。
- 作者: 早稲田文学会
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/11/05
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (5件) を見る
さらに、8月発売の「2015年秋号」。同じく編集委員である市川真人さんが担当の特集「広島について、いろんなひとに聞いてみた」。表紙の大江健三郎さんをはじめ、さまざまな角度から広島について語っています。
- 作者: 早稲田文学会
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/08/05
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る
そのほか「早稲田文学」「増刊」「GRANTA JAPAN」のバックナンバーを文フリ特別価格で販売します。
ぜひ早稲田文学編集室ブース(A-01)にお立ち寄りください! 会場でお会いできるのを楽しみにしています!
詳細(文学フリマwebサイトより):
第二十一回文学フリマ東京
開催日 2015年11月23日(月祝)
開催時間 11:00〜17:00
会場 東京流通センター 第二展示場
出店者数 約700ブース
※Webカタログ公開中です!
https://c.bunfree.net/
※詳細は第二十一回文学フリマ東京 開催情報をご覧ください
http://bunfree.net/
早稲田文学2015年冬号、発売!
早稲田文学2015年冬号、本日発売です!(発行:早稲田文学会、発売:筑摩書房)
今号の特集は、「ぼくたちはなぜ動かずにいられないのか?――世界文学ケモノ道」。
旅・亡命・逃避行……グローバルな移動の果てに、作家たちは何を描くか。7言語で書かれた最旬の小説の翻訳、ベテラン翻訳家たちによるブックガイド、国際的な対話など、世界文学の新潮流がわかる一冊。気鋭のアメリカ文学研究者・翻訳家の藤井光氏の責任編集による、編集委員企画第2弾です。
表紙とグラビアは篠山紀信さんの撮影で、翻訳を寄稿している藤井さん、秋草俊一郎さん、松本健二さん、金子奈美さん、浅井晶子さん、宮下遼さん、亀田真澄さんです。
新鋭による翻訳小説7篇
バス爆発で生き残った男を訪れる宇宙人、母と離れて暮らす少女がこらえる涙とおねしょ、国際空港でオリンピックを始める乗客たち…国と言語をまたいで進む、危険で哀しくおかしい新たな小説たちを目撃せよ!
ダニーラ・ダヴィドフ「望遠鏡」秋草俊一郎=訳・解説
エドゥアルド・ハルフォン「遠い」松本健二=訳・解説
ベルナルド・アチャガ「アコーディオン弾きの息子」金子奈美=訳・解説
イリヤ・トロヤノフ「世界収集家」浅井晶子=訳・解説
ヌルセル・ドゥルエル「鹿とお母さんとドイツ」宮下遼=訳・解説
アンテ・トミッチ「どこに駐車したか忘れた」亀田真澄=訳・解説
ロイ・キージー「待ち時間」藤井光=訳
藤井光「国際線ターミナルにて」
座談会「文学にとってホームとはなにか」
移動をめぐるブックガイド
柴田元幸 西崎憲 野谷文昭 栩木伸明 岡本健志 和田忠彦 阿部賢一 西成彦 小椋彩 沼野充義 くぼたのぞみ 秋元孝文 岡真理 石田英明 福冨渉 藤井省三 きむふな 宋恵媛 岡和田晃 土屋誠一 木村朗子
「国」をこえた小説を探る3つの対話
呉明益+鴻巣友季子+温又柔「多言語の交錯するほうへ――『歩道橋の魔術師』を通じて」天野健太郎=通訳
都甲幸治+マイケル・エメリック「幽霊としての翻訳家」
朝井リョウ+チョン・セラン「未来の世代の読者へ向けて――「日韓若手文化人対話」より」武田康孝=聞き手 延智美=訳