西田亮介×市川真人トークイベント「〈ミニコミ2.0〉〜メディアと流通の機能〜」

ミニコミ誌「界遊」主催のトークイベント「〈ミニコミ2.0〉〜メディアと流通の機能〜」に、クラウドソーシングを駆使した雑誌「.review」発起人・西田亮介氏と、早稲田文学プランナー/ディレクター・市川真人が登壇。DTPの浸透によって誰でも雑誌を作れるようになり、TwitterUstreamなど、より簡便なネットツールの存在感が増すいま、メディアとその流通の未来について討議します(司会・武田俊KAI-YOU代表)
トークイベントは、第十回文学フリマと同日同会場で行われ、それぞれブースも設置しています。あわせてご参加ください。


■日時
2010年5月23日(日)14時10分開始(13時50分開場)


■会場
大田区産業プラザPiO 6F C会議室


■入場料
800円
*『界遊004』とのセットの場合は1700円


■詳細・予約
イベント詳細、ご予約は、「界遊」ウェブサイトにて(http://kai-you.net/event/2010/04/523.html)にてご確認ください。

イベント内容(「界遊」ウェブサイトより)
早稲田文学』を編集するかたわら、「前田塁」名義で『紙の本が亡びるとき?』などの著作を持つ市川真人氏と、新形態のメディア「project .review」の発起人で『思想地図』や『α-SYNODOS』などに寄稿する西田亮介氏を招き、現在のメディア状況についてお話いただく。
同日同建物内にて開催される文章系同人即売会文学フリマ」に今回初めて参加する西田氏は、不特定多数に業務外注する「クラウドソーシング」を駆使する「project .review」を立ち上げた。一方、元々「文学フリマ」を大塚英志氏とともに提唱・開催した一人である市川氏。TwitterUstreamなどのネットツールが普及する中、また印刷が手軽になった紙媒体のメディアや「イベント」の現場性をどう捉えているのか。
近年、ネット上での無意識の流動性に警鐘を鳴らしあえて保守的に振舞おうとする市川氏と、むしろ場の生成や勃興に尽力する西田氏が、氾濫する〈ミニコミ2.0〉状況にそれぞれ異なる立場から見据える未来とは?


【プロフィール】
西田亮介
1983年生まれ。独立行政法人中小企業基盤整備機構リサーチャー。慶應義塾大学政策・メディア研究科博士課程在籍中。東洋大学非常勤講師。専門は地方自治体、企業、非営利組織等の連携による地域活性化の分析と実践。『現代用語の基礎知識2010』『思想地図vol.2』などに論文を寄稿するなど各メディアで活躍する一方で、新しい書き手の発掘とメディアのハブをつくるproject「.review」でも注目を集めている。
当日の文学フリマ参加ブース:『.review』 V-11


市川真人
1971年生まれ。『早稲田文学』プランナー/ディレクター。「第一回文学フリマ」(02)を大塚英志氏とともに開催した一人。早稲田大学などで教鞭を執るほか、「王様のブランチ」(TBS)にブックコメンテーターとして出演中。また批評ユニット「前田塁」としても活躍、文学からメディア論まで幅広く論じる。著書に『小説の設計図(メカ二クス)』(08・青土社)、『紙の本が亡びるとき?』(10・同)など。
当日の文学フリマ参加ブース:早稲田文学編集室 N-01