「WB」vol.21配布開始

「WB」vol.21を、11月中旬より全国の設置店にて配布します(配布開始日は、各設置店様によって異なります)。

早稲田文学編集室公式サイト「WB vol.21」


 今号の巻頭小説は、奥泉光さんの短篇「Arabeske―《ダヴィッド同盟》ノート4から」。話題沸騰の音楽ミステリ『シューマンの指』のスピンオフです。短篇単独で読んでももちろん楽しめます。『シューマンの指』を未読のひとはまずはこちらから読んではいかがでしょう?
 表紙は、写真家・迫川尚子さんによる作品。迫川さんを、JR新宿駅東口から徒歩15秒のカフェ「ベルク」副店長としてご存知のひとも多いはず。これから毎号、作品を掲載していきます。今号は、お店入り口を撮ったもの。「WB」をもってぜひベルクへ!
 対談は、町田康さんと朝吹真理子さんの「“わけわからない”を読む」。若手小説家たちの読書会〈シミローグ〉の公開イベントに先駆けて、おふたりが古典の魅力を語ります。〈シミローグ〉についてはこちらから。
 もう一方側からはじまる「こどもWB」は、今号で大幅リニューアル。連載を学校の科目になぞらえ、愉しめる「教科書の副読本」のようになりました。
まず表紙は、最新刊『cocoon』が話題のマンガ家・今日マチ子さんのイラスト。毎号、もくじ代わりの時間割とまわりの風景を描きます。
 新連載は、円城塔「数学への長い道」、大澤真幸「〈社会〉の思考」、青木淳悟「わたしたちの体育」、キョウミナヲ「キョウの料理」と充実のラインナップ。これまでの連載も、もちろん好評掲載中!
 この機会にぜひお手にとってください!


フリーペーパー「WB」を手に入れるには。→設置場所
「確実に手に入れたい!」「探す時間がないー」「バックナンバーもほしい」という方に。→定期購読のお知らせ


目次
奥泉光 【小説】Arabeske――《ダヴィッド同盟》ノート4から
町田康朝吹真理子 【対談】“わけのわからない”を読む
中村文則太宰治 【現代作家が選ぶ世界の名作リターンズ(1)●選・中村文則】「トカトントン太宰治
斎藤美奈子 旧作異聞 ご当地文学篇(22) 【松本清張『或る「小倉日記」伝』】
キョウミナヲ キョウの料理(1)【苦沙弥先生のための健胃料理】〈家庭科〉
カーリル×WB ウチのオススメ(レシピ版)〈図書〉
玉川重機 【マンガ】草子ブックガイド 早稲田文学編(3)中島敦名人伝』〈国語〉
望月旬々 げきからぶんがくにゅうもん 第04回【『ペンギン・ハイウェイ』のアオヤマ君】〈給食〉
米光一成+ナカシマカズユキ Final Dragon Library World 5【ぼくは勇者に向いてない『新興宗教オモイデ教』編】〈冒険〉
青木淳悟 わたしたちの体育 第1回【一組の体育】〈体育〉
大澤真幸 〈社会〉の思考 第1回【「あなたはパーティのメンバーではない」】〈社会〉
円城塔 数学への長い道 第1回【線形性】〈算数〉
迫川尚子 【photo】p01作品
今日マチ子 【Illustration】p20作品