「早稲田文学増刊 wasebun U30」

早稲田文学」3号と同時発売で、増刊「wasebun U30」を創刊します。誌名のとおり、ゼロ年代のうねりの中で活動をはじめた30歳以下の書き手による、ビビッドな表現と議論を展開しています。ご期待ください!

早稲田文学編集室公式サイト
http://www.bungaku.net/wasebun/u30/index.html


■コンテンツ
表紙=マンガ
叙情と奇想の魅せる世界。
今日マチ子 連作「転換」


短篇競作「変身」
グーグル化する社会の変身譚。
小林里々子「ぼくのあな」
入間人間「返信」
間宮緑「禿頭姫」
佐藤弘「あの手紙の中で集まろう」
木堂椎「笑い飛ばして、笑い飛ばしてよ」


ネットワーク下の表現(コンテンツ)
電子ネットワークに組み込まれた表現に起きた変化とは?
福嶋亮大「現代中国文化に見るネットワーク効果
伊藤亜紗「「露出」する登場人物――西尾維新の会話術」
坂上秋成「捏造の技法――あるいは記号としての他者との関係」
渡邉大輔「世界は密室=映画でできている――現代映画の言語ゲーム
井上明人「認知的作品――〈いま・ここ〉を切り取ることをめぐって」
泉信行「ギフトとしての物語――ラブコメ、少年漫画からシンデレラ・ストーリーまで」


コミュニティの行方
地域/本をめぐるコミュニティの新しいかたち。
西田亮介「コミュニティの再検討――グローバル/ローカルの対立を超えて」
内沼晋太郎「拡張する本――「本の未来」と「出版業界の未来」にまつわる現場報告」


エッセイ
松田青子「ウォータプルーフ嘘ばっかり!」
川崎昌平「官能の帝国」


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早稲田文学増刊U30

早稲田文学増刊U30

発売 2010年2月3日
定価 980円(税込)
A4版184ページ
発行・発売 早稲田文学