「早稲田文学」2号、発売!!

お待たせいたしました、第10次復刊号から半年(以上)、「早稲田文学」2号がますますボリュームアップして、12月20日ごろより順次発売です。


▼129,417字 徹底討議
十時間連続シンポジウム 小説・批評・メディアの現在と未来をめぐって

東浩紀池田雄一宇野常寛大澤真幸大森望佐々木敦新城カズマ千野帽子豊崎由美中森明夫福田和也前田塁+/山本充/芳川泰久渡部直己

10月に行われ、大好評のうちに終了した「十時間連続シンポジウム」を全編掲載*。さらに、各パネリストによる註がついて、当日参加された方も、されなかった方も楽しめる迫力の100ページです。*但し、エクストラポッド、会場からの質疑応答を除きます。


▼特集 ミシェル・ビュトール「新しい小説の末弟/未来の小説の祖父」
ミシェル・ビュトール来日公演「映画について、小説について」
清水徹ミシェル・ビュトールとの対話」
論考 ミレイユ・カール=グルバー、オリビエ・アムルー・マヤール、石橋正孝、川上あかね

かつて「ヌーヴォー・ロマン」と称される一群の作家とともに、独自の方法意識をもって小説の革新をめざしたミシェル・ビュトール。半世紀も前に、ハイパー・リンクや可動テキスト、画像とのコラボレーションなどの形式を試みた点で、彼こそ、コンピュータやメディア・ミックスを試みる今日的な文学の先駆者のひとりといえるでしょう。ことし9月に来日し、映画と小説について語った単独講演と、作家とその作品をめぐる多角的な論考による特集です。


▼特別付録DVD うごく早稲田文学
川上未映子「朗読 戦争花嫁」(演奏 坂本弘道清水一登、山本達久)
ミシェル・ビュトール モビール」(監督 ピエール・クリブッフ)

早稲田文学1」で好評を博した短篇作品「戦争花嫁」を、歌手・川上未映子の演奏を支える坂本弘道(チェロ)、清水一登(ピアノ)、山本達久(ドラムス)の3人の演奏をバックに作家・川上未映子が朗読する「朗読 戦争花嫁」。(ライブ映像・15分)
今号の特集/グラビアともなるミシェル・ビュトールを撮影した実験的フィクション映画「ミシェル・ビュトール モビール」。(1999年フランス61分 日本語字幕)


創作・評論も充実のラインナップ!!
▼創作
青木淳悟円城塔鹿島田真希、仙田学、間宮緑、向井豊昭

▼評論
石川義正、大杉重男千野帽子福嶋亮大

▼対談
田中りえ×枡野浩一

▼表紙・グラビア
ミシェル・ビュトール(撮影・篠山紀信


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発売 2008年12月20日
定価 1500円(税込)
A5版472ページ
発行・早稲田文学会 発売・太田出版