早稲田文学について

▼「早稲田文学」は、東京専門学校文学科(現早稲田大学文学部)の機関誌として1891(明治24)年に創刊された、日本でもっとも歴史の長い文芸雑誌です。

坪内逍遥による第一次「早稲田文学」は1898年までつづき、休刊を挟んで1905年には島村抱月の牽引によって第二次「早稲田文学」がはじまりました。以降、時代の変遷とともに休復刊を重ねつつ、内容や形式を変えながら、日本における文学の理解、普及を目標として刊次を重ねてきました。

▼2005年5月の休刊から3年を経て、2008年4月に第十次として復刊しました。休刊前の批評路線から小説を前面に出すよう誌面を大幅にリニューアル。2008年度は、年に2回刊行。


■刊行物
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▼「早稲田文学1」→詳細はこちら
  
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▼「早稲田文学0」
  

復刊準備号として、2007年5月に刊行。「早稲田文学」からは22年ぶりとなる芥川賞候補となる川上未映子「わたくし率イン歯ー、または世界」をはじめ、青山真治青木淳悟鹿島田真希中原昌也など気鋭の若手による作品が多数収録。
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【もくじ】
川上未映子「わたくし率 イン 歯ー、または世界」+short interview 聞き手:渡部直己
青木淳悟「日付の数だけ言葉が」
青山真治「遊水地の眺め」
鹿島田真希「美しい人」
仙田学「肉の恋」
萩田洋文「ユキチ・コード」
向井豊昭「ドレミの外」
横田創「嘘で塗りかためられた人生」
中原昌也「執筆委任」

○小特集
寺山修司「風」より五篇 家畜あそび
久松健一「寺山修司 メビウスの帯のように」

○対談
斎藤美奈子×森達也「「二項対立ってどうなの?」宣言」

○批評
スガ秀実吉本隆明黒田寛一――六〇年安保と知識人界」