「早稲田文学1」発売中!

4月1日より、「早稲田文学1」が全国書店にて好評発売中です。

第十次復刊号となる今号は、篠山紀信氏による表紙・巻頭グラビアをはじめ、ダブルジャケット仕様A面には、川上未映子氏の短編「戦争花嫁」や田中りえ氏の長編「ちくわのいいわけ」、B面に蓮實重彦氏のロングインタビュー「批評の断念/断念としての批評」、福嶋亮大氏の「快楽装置としての身体」など。

また、伊藤比呂美氏と星野智幸氏による「切腹の快楽」、いとうせいこう氏と若島正氏「ロリータ×チェス=?」などなど、対談も充実。

ロブ=グリエ氏追悼の小特集には魅力的な追悼文をはじめ、日本語未翻訳の作品も掲載です。

早稲田文学1

早稲田文学1

【もくじ】
side A
Kishin×WB グラビア撮影=篠山紀信
short interview 篠山紀信 聞き手=中森明夫

川上未映子「戦争花嫁」
田中りえ「ちくわのいいわけ」
●第22回早稲田文学新人賞受賞作
間宮緑「牢獄詩人」
●新人賞選考後インタビュー
中原昌也「誇りを持って引き籠れ!」
伊藤比呂美×星野智幸切腹の快楽」
萩田洋文「センチメンタル温泉」
向井豊昭「青之扉漏」

●翻訳開始
クロード・シモン「農耕詩(冒頭)」【訳・芳川泰久
○追悼 アラン・ロブ=グリエ特集
アラン・ロブ=グリエ「生成装置の選択について」【訳・芳川泰久・山崎敦】
アラン・ロブ=グリエ「秘密の部屋」【訳・平岡篤頼
芳川泰久「追悼のような、少し私的な解説」
蓮實重彦「タキシードの男」
中森明夫「新宿のアラン・ロブ=グリエ
小林茂ロブ=グリエの死の報道から」
平岡篤頼ロブ=グリエについて」(再録)

side B
蓮實重彦「批評の断念/断念としての批評」
福嶋亮大「快楽装置としての身体――バルト/ウエルベック
水谷真人「「当座のところ殺さない力」に関するいくつかの見解」
大杉重男「「ロボット工学三原則」と日本国憲法――「日本人」の条件(1)」
島田雅彦「ぷふいの虚体」
いとうせいこう×若島正「ロリータ×チェス=?」