世界文学をリードするグランタの日本版第2号、この春ついに刊行!
「GRANTA JAPAN with 早稲田文学」(グランタ・ジャパン)02を2015年4月2日に早川書房より発売します!
英語圏最大の文芸誌グランタが選んだベストの中のベスト!
グランタ歴代の「若手ベスト作家特集」に選ばれた158人から厳選。カズオ・イシグロによる最新長篇『忘れられた巨人』冒頭2章をいち早く掲載するほか、ジャネット・ウィンターソン、ジョナサン・サフラン・フォア、ダニエル・アラルコンなど、日本でも人気の作家による本邦初訳9作品が登場!
さらに、窪美澄、藤野可織、島田雅彦、堀江敏幸、黒田夏子といった日本の実力派8人の新作書き下ろしも。
グランタとは?
「グランタ」は1889年にイギリスで創刊された文芸誌。A・A・ミルン、シルヴィア・プラス、ジュリアン・バーンズ、ナディン・ゴーディマ、レイモンド・カーヴァー、ミラン・クンデラ、アリス・マンロー、イアン・マキューアン、カズオ・イシグロ、ジャネット・ウィンターソンといった、時代ごとに新しい作家たちの優れた短篇を掲載しつづけています。
英語で広く読まれ、さらにスペイン、イタリア、ブラジル、中国、ノルウェー、スウェーデン、トルコ、ポルトガル、フィンランド、ブルガリア、イスラエル、そして日本と、世界をまたがり展開しています。
コンテンツ
Best of Young Novelists
カズオ・イシグロ【訳・土屋政雄】「忘れられた巨人」(冒頭2章)
イアン・マキューアン【訳・秋元孝文】「言論の自由」
ジャネット・ウィンターソン【訳・久保尚美】「ガートルード・スタインについて知っていること」
エドウィージ・ダンティカ【訳・佐川愛子】「熱気球」
ジョナサン・サフラン・フォア【訳・近藤隆文】「部屋から部屋」
ダニエル・アラルコン【訳・藤井光】「橋」
サルマン・ラシュディ【訳・山崎暁子】「黄金の枝」
ルシア・プエンソ【訳・松本健二】「コイバ」
ヒカルド・リジアス【訳・武田千香】「トリア」
New Writing from Japan
窪美澄「インフルエンザの左岸から」
藤野可織「時間ある?」
島田雅彦「ヴェネチアの死者」
堀江敏幸「徳さんのこと」
木村友祐「突風」
黒田夏子「道の声」
松家仁之「電信柱」
青木淳悟「国学者たちの弁論」
【エッセイ】
都甲幸治「世界一の文芸誌――『グランタ』紹介」
辛島デイヴィッド「越境する文芸誌」
本谷有希子「人が作る」