「早稲田文学増刊π(パイ)」近日発売!
「早稲田文学増刊π(パイ)」を、12月10日頃から全国の書店にて発売します。また、Amazon.co.jpでは予約を受け付けています。
3号と4号のあいだなのでπ(3.1459...)号、サブタイトルは「わりきれないおもしろさ号」…と言葉遊び(ダジャレ)だらけですが、中身はいたってマジメ。
久々に本誌登場の川上未映子による新作散文詩、『切りとれ、あの祈る手を』が大評判の佐々木中の初めての小説、前号で好評の松田青子の中篇などなど、文学への愛と希望(とあと何か)がたっぷり詰まった464ページの大ボリュームでお届けします!
早稲田文学増刊π(パイ)
【詩】
『ヘヴン』の著者による新作散文詩。
川上未映子「誰もがすべてを解決できると思っていた日」
【小説】
革命を叫ぶ思想界の俊傑、渾身の処女作。
佐々木中「九夏前夜」
本誌3号と「増刊U30」で話題の新人、本領発揮。
松田青子「もうすぐ結婚する女」
【対談】
文学への確信に満ちた滋味深き語らい。
古井由吉×佐々木中「ところがどっこい旺盛だ。」
人気マンガ家と語る、“逸脱”のススメ。
今日マチ子×松田青子「不定形の“日常”」
笑いと不気味が反転する魅惑の読書。
町田康×朝吹真理子「“わけのわからない”を読む」
〈シミローグ読書会レポート〉
間宮緑「紙魚+dialogue」
【討議】
全集完結、プロジェクト始動。高踏なる鼎談ここに。
浅田彰・松浦寿輝・渡邊守章「“ハイブリッドなマラルメ”のために」
〈マラルメ・プロジェクト観覧記〉
佐藤雄一「リズムと翻訳」
【翻訳】
現代ロシア/フランスの傑作長篇、翻訳佳境
ウラジーミル・ソローキン「青脂II」 望月哲男・松下隆志=訳
クロード・シモン「農耕詩III」 芳川泰久=訳